チームを強くするカギ「育てる力」

私が言う「育てる力」とは、「メンバーの成長に主体的にアプローチする力」のことである。
これはどこかに向かうチーム・組織にとって最も優先して鍛えるべき力であると私は考える。

なぜ「育てる力」がチームを強くする為に必要なのか

ただ選手の成長を受け身の姿勢で待つ。
そんなチーム運営で楽しいだろうか。
チーム・組織において重要なことは再現性を高めること。
それは先輩の体験を後輩に伝えていくことで実現できる。

「育てる力」の大事さを知った体験

私が過去に大学ラクロス部の選手育成担当になっていた時に、「育てる力」に関して強烈な原体験をする。

日本でのラクロスは、初めて半年の1回生だけが出られる大会が毎年開催される。
その大会がいわば各大学の「選手育成力のお披露目場」なのである。

その大会が始まるまでは、自分が育成担当している大学ラクロス部1回生の技術力しか見ていないわけで、
案の定、各大学によって1回生の技術力が雲泥の差がついていることをハッキリ認識する。